むち打ち・末梢神経障害

むち打ち

交通事故で衝撃を受けると,頭部が大きく振られて鞭(むち)のようにしなることで,頸椎を捻挫したり,頚部を挫傷したりすることがあります。
これを一般にむち打ちと呼びます。

むち打ちで生じた症状の診断名としては,頸椎捻挫,頚部挫傷,外傷性頚部症候群,外傷性頸部捻挫などと診断されることが多いです。
 

治療費の請求

治療費については,一般的な負傷の場合と同じで実費を請求できるのが原則です。

ただし,温泉治療や接骨院に通った費用は,医師の指示がないと治療費として認められないので注意が必要です。
 

症状固定

むち打ちによる頸椎捻挫等は遅くとも6か月以内に症状が回復することが一般的であると考えられています。
そのため,受傷から6か月程度を経過すると,保険会社は症状固定になったとして,治療を打ち切るように告げてくることがあります。

その場合,症状固定としてもよいかを必ず医師と相談してください。
 

症状固定後の損害

原則として症状固定後は治療費を請求できなくなりますが,症状固定時に痛みやしびれが残っていれば,後遺障害認定を受けることで,逸失利益や後遺障害慰謝料を請求することができます。
 

末梢神経障害

受傷から6か月を過ぎても痛みやしびれが残っている場合は,末梢神経(神経根)が圧迫・損傷を受けている可能性があります。

末梢神経障害がある場合は,CTやMRIといった画像診断や,スパーリングテストやジャクソンテストといった神経学的検査によって他覚所見を得ることができる場合があります。

他覚所見が得られれば,「局部に頑固な神経症状を残すもの」として12級に該当することがあります。
他覚所見がなくても,14級の「局部に神経症状を残すもの」として認められることがあります。
 

弁護士基準(裁判基準)による後遺障害の損害賠償請求例

等級 12級 14級
後遺障害慰謝料 275万円 105万円
後遺障害遺失利益 321万円 114万円
合計 596万円 219万円

 
※労働能力喪失期間を5年,年収530万,過失を0%として試算

上記の表は弁護士基準(裁判基準)に基づく試算です。
具体的な賠償額は増減しますので,賠償額の見積りについては御相談ください。
 

バレリュー症候群

むち打ち(頸椎捻挫)がきっかけとなり,頚部にある副交感神経が過度に緊張して,自律神経の調子が悪くなることがあります。

具体的には,頭痛,かすみ目,視力の低下,耳鳴り,めまいといった症状がでます。これをバレリュー症候群と言います。

最近は,バレリュー症候群には,ブロック療法が有効だと考えられています。
交感神経が集まっている星状神経節に麻酔薬を打つという治療法です。

そのため,近年は,バレリュー症候群というだけでは後遺障害等級認定されることは少なくなっています。
早めにペインクリニック若しくは麻酔科を受診してブロック療法を試みることをお勧めします。
 

早期の相談

外傷性頚部症候群(むち打ち)の後遺障害認定については,初診から急性期以降,症状固定までの詳細な診断書と検査結果を必要となることがあります。

したがって,症状固定前から医師に協力をお願いして等級認定に必要な資料の準備をしておくことが,適切な後遺障害等級認定を受けることにつながります。

当事務所では後遺障害等級の申請のサポートもしていますので,御利用ください。
初回の相談は無料で受けています。

 

 

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