著作権のトラブル
著作権法は、知的財産である著作物を著作権の対象として保護しています。
著作物とは、「思想または感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術または音楽に属するもの」です。 具体的には、小説・絵画・地図・テレビ映画・アニメ・ゲームソフト・プログラム・データベースなどが、著作物に該当します。
当事務所では、著作権についての相談をお受けしています。
著作権のトラブルの相談事例
Webサイトの模倣
発生する損害
貴社のWebサイトのレイアウト・写真・文書などを模倣したWebサイトが出現することがあります。このような模倣サイトを放置しておきますと、模倣サイトによって貴社のサイトの評判が落ちるおそれがあります。
解 決 例
弁護士の名義によって、著作権侵害にあたる可能性を通知して、サイトの削除・変更の交渉を行うことができます。
ソフトウェアのライセンス契約
発生する損害
ソフトウェアは特許権のように強力な法的な保護を受けることはできません。ソフトウェアのライセンス契約を適切に設定しておかなければ、想定外の使用をされたり、ソフトウェアの秘密が流出するおそれがあります。また、ソフトウエアの品質について免責条項をつけておかなければ、思わぬ請求を受けることがあります。
解 決 例
ソフトウエアライセンス契約の条項を作成・リーガルチェックを行います。著作権を主張するだけでは守り切れない、貴社の知的財産を保護します。
著作権侵害で損害賠償請求された場合
発生する損害
偶然に他社の著作物(小説・楽曲・写真・映画・アニメ・プログラムなど)に似ている場合に、著作権侵害を理由に損害賠償請求を受けることがあります。素早く対応しなければ、訴訟になり、巨額の賠償金を請求されるおそれがあります。
解 決 例
著作権として保護される対象や、保護の程度は、法律上制限されています。他社の商品・広告と似ているからといって著作権を侵害しているとは限りません。著作権を侵害しているかについて調査・判断して、それを元に相手との交渉を行います。
自社の著作権を侵害された場合
発生する損害
自社の著作物(知的財産を侵害された場合には、これを放置しておきますと、自社が有する知的財産の価値が下がってしまいます。
解 決 例
弁護士の名前において著作権を侵害していることを警告して使用を止めさせます。悪質な場合には、差止請求や損害賠償請求をすることがあります。
動画投稿サイトでの著作権侵害
発生する損害
動画投稿サイトに音楽や映画・テレビ番組などが投稿されることがあります。 これを放置しますと、自社のコンテンツの価値が下がり続けることになります。
解 決 例
動画サービスサイトの運営会社に、投稿動画を削除するように申請します。悪質な場合には、投稿者を特定し、損害賠償請求をすることも視野にいれます。