可児市の相続の弁護士-口座の凍結

2015-09-02

事例

可児市のAさん(85歳)が,美濃加茂市の銀行に1000万円預けていた。Aさんが死亡した場合,配偶者Bや,子Cは,遺産分割協議前にAの預金口座からお金を下ろすことができるか。
 

遺言・相続について

 

被相続人の預貯金等の管理

被相続人の預貯金は,その人が亡くなった時点から,相続財産となります。
すると,相続人B,Cらは自由に引き出すことができそうです。

しかし,相続財産を各相続人が自由に引き出してしまうと,他の相続人の権利を害するおそれがあります。
そこで,銀行などの金融機関は,口座名義人の死亡を知ると,被相続人の口座を一旦凍結します。

これによって,相続人B,Cは単独で引き出すことができなくなります。
また,口座振替などもすべてストップされ,たとえ配偶者Bであっても,手をつけることができません。

口座から引き出すには①弁護士に依頼して交渉するか,②口座の凍結を解除する必要があります。
 

①弁護士による交渉

預金口座のうち,普通預金については相続開始(被相続人の死亡と同時)に,各相続人に分割されて承継されていると考えられています。
そこで,普通預金については,BC間の遺産分割協議が終了していなくても引き出すことができます。

もっとも,実務上は後々の混乱を嫌う銀行が応じないこともあります。
このような場合でも,弁護士を伴って交渉することによって相続分の払戻しを受けることができる場合もあります。
 

②凍結の解除方法

特に遺言書による相続の指定がない場合,相続人全員で話し合い,「誰が相続するか」若しくは「誰が一旦代表して受け取るか」が決まれば,解除することができます。

ただし,預金口座の分割は,預金以外の財産も同時に行うことが通常です。
これを遺産分割協議といいます。
財産が多い場合は,親族間の争いに発展することがありますので弁護士に相談することをお勧めします。

遺産分割協議後には,預金口座の凍結解除ができます。
その手続には,遺産分割協議書や相続人全員の印鑑証明書や金融機関提出書面への署名,実印による押印などが必要となります。
必要な書類は,銀行によって取り扱い変わります。

 

ページの上部へ戻る

Copyright(c) 2015 弁護士法人フルサポート All Rights Reserved.
〒509-0266 岐阜県可児市帷子新町3-13 セントラルプラザ西可児302
TEL :0574-49-9174